北海道の旭川市出身です。友だちと野山を駆けまわったり、ゲームをして遊ぶ子ども時代を過ごしました。高校時代から雑誌づくりに興味を持つようになり、編集・ライティングの専攻がある東京の大学に進学しました。新卒では出版社に就職。スポーツ・アウトドア月刊誌の編集部に配属され、記事の企画や、取材・ライティングの仕事に携わりました。自分で取材先を探したり、スポーツメーカーの担当者とやりとりをしたり、渉外能力がそこで鍛えられたと思います。紙の雑誌は手に触れる形として残ることが魅力です。初めて編集後記に名前が載ったときは嬉しかった。Webと違って後から修正ができない紙の誌面には、責任と重さがあり、そこに醍醐味を感じました。
その後、紙メディアやWebの広告代理店に転職。出版社での経歴が活かせるコンテンツ制作に携わりました。自分が制作したコピーやバナーの効果が目に見えてわかり、クライアントから「反響があったよ!」といった声を聞くことが、やりがいにつながっていました。そのうちにメンバーをマネジメントする立場も担うようになりました。広い視野を持ち、自分以外のことも考えることが求められる環境で、多くの個性的な人に揉まれ、社会人としてのスキルが磨かれました。6年近く働き、これまでの経験を次のステージに活かそうと、転職先を探している中でトラスと出会いました。
Member Story
これまでの経験が活かせる
仕事にここで巡り会った

- 坂井勝多
- 新卒で出版社に就職し、月刊誌の編集・ライティングに従事。広告代理店でのコンテンツ制作を経て、2024年トラス入社。趣味はスキー・スノーボード・自転車。高校時代はクロスカントリーに熱中。ウィンタースポーツはひととおりこなせる自信がある。
「入社までの経歴」
出版社、広告代理店を経て
Web業界を深掘るために転職

「経験してきた仕事」
サイト立ち上げを経験してから
コンテンツ制作が中心のポジションへ
この先の未来を考えたとき、Web業界で働ける技術を手にしておきたい。Webメディアには関わってきたけれど、サイト運用やコーディングの知識はありません。トラスであれば、未経験でも大丈夫ということで安心できました。入社してありがたかったのは、同じ時期に中途入社した同期がいること。入社時の研修も、出向前に経験する業務の実践も、お互いに教えあったりしながら一緒に成長していける仲間がいることで、スムーズにWeb業界の仕事を身につけていくことができました。
出向先で最初に任されたのはサイトの立ち上げです。OJTで基本的な仕事の流れはわかっていましたが、サイトの立ち上げとなると話は別です。正直、戸惑いましたが、引き継ぎではないので、逆にいえば自分のやりかたでゼロから考えていけるということ。大変だったけれど、なんとかサイトの運用を軌道に乗せたことで、達成感が得られたし、自信もつきました。今は業務が変わり、インバウンド向け情報サイトのコンテンツ制作がメインとなっています。いろいろな経験を積むなかで多方面のスキルを培い、ぐるっとまわって、自分がもともと好きだった編集・ライティングの仕事に戻ってきた。不思議な巡り合わせですが、こうした機会に恵まれたことはありがたいですね。


「仕事で身についたこと」
そのとき任されている仕事に集中し
全力でのめりこんでいく
インバウンド向けのコンテンツ制作をするのは初めての経験です。こうすればいいという答えがあるわけではなく、チーム全員で手探りしながら企画を考えています。個人的なこだわりは、ページのどこかに「刺さる一文」を入れること。相手が日本人であろうが、外国人であろうが、この一言があることで人の行動が促されるような、そんなキラーワードを必ず仕込むようにしています。そうした記事づくりや、広告効果をアップするための工夫は、これまでの経験でずっと取り組んできたことだし、いろいろ考えてきたことが、今の仕事に活かされているなと感じます。
ジャンルは何であれ、そのとき関わっている領域に徹底的にのめりこむタイプです。今はインバウンドに関連する情報やニュースがあれば片っ端から吸収しているところ。どうすれば刺さるコンテンツが作れるか考えて、リサーチすることが楽しいし、自分自身で編集・ライティングをして、効果がどうだったかも知ることができる。検索エンジンや検索ワードの傾向も日本と海外では異なるし、インバウンドを対象にして効果を出していくことは、決して簡単なことではありません。でも、だからこそ何でも試せて、いろんな可能性がある領域だと思います。

「キャリアについて」
培った経験が活かせる仕事だけでなく
「君だから」と頼まれる存在に
今後のキャリアとしては、好きな仕事である「専門職」を極めて、人の役に立って生きていきたい気持ちを持っています。でも、対応できる間口は広くしておきたい。これまでに培ってきた経験が、ストレートに活かせる業務に取り組んでいますが、そこに縛られなくてもいい。関わっていくメディアもジャンルもいろいろあっていいし、一口にコンテンツ制作やWeb運用といっても、そのスタイルは様々です。

大学で編集・ライティングを学び、出版社に入り月刊誌に関わったこと。広告代理店でコンテンツ制作とマネジメントをしたこと。サイト立ち上げを軌道に乗せたこと。そして今、インバウンド向けサイトの編集・ライティングをしていること。それぞれの場が求めている期待に、自分の持ち味を活かして応えていくことが、次につながっていく。そうだったら嬉しい。新しい仕事への挑戦の機会であっても「君だから頼みたい」と言ってもらえる存在となれているよう、もっと自分を磨いていきたいですね。
