東京の狛江市出身です。自然に囲まれた環境で育ち、おとなしいタイプだけど活発で、小さな頃は外で遊ぶことが好きでした。将来やりたいことはまだ漠然としていましたが、飲食店や洋服店が身近にあり、お店の人と話すことが楽しくて、サービス業をやるのがいいのかなとなんとなく思っていました。大学は文学部の広報メディア学科に進学。今にして思えば現在やっている仕事につながっていますが、就活時はリーマンショックの影響もあって、職場をあまり選べず、新卒でアパレルに就職し販売職になりました。
もともと人と関わる接客が好きだし、単純な性格なので、成果が売上の数字で見えることが楽しく、充実した日々でした。でも体力的にしんどく、将来を考えたとき先が見えなくて、キャリアチェンジすることを決めました。一度は海外に住んでみたいという願望があったことから、オーストラリアに留学し、アルバイトをしながら語学の勉強をしました。メルボルンには様々な人種がいて、アジア人だからといって差別されることもなく、いろんな人と友達になれて楽しい期間でした。帰国後は、将来有望なWeb系の仕事に就きたいと思いました。でも未経験で働ける場所がなく、まずは派遣の事務職でオフィスワークの基礎を身につけることからはじめることにしました。
Member Story
好きなこと、やりたいことが
働きながらわかってきた

- 小笠原華子
- 新卒でアパレル会社に就職し、2年間販売職を経験。1年のオーストラリア留学を経て、2015年から大手通信会社で派遣社員として働き始める。2020年にトラス入社。趣味は野球観戦、アニメ、漫画、麻雀。2025年5月から産休育休を取得。2026年復帰予定。
「入社までの経歴」
アパレル、海外留学、派遣事務職。
初めてのこともまずはやってみることから

「経験してきた仕事」
事務職からWeb領域の仕事に変わり
メルマガの立ち上げを任される
派遣会社に登録し、大手通信会社で事務職として働くことになりました。プロモーションの部署に配属され、それまで触ったことのなかったエクセルを覚えたり、さまざまな雑務をこなしながら、初めてのオフィスワークに馴染んでいきました。3年ほど経過し、ひととおりの仕事はできるようになっていましたが、一方で誰でもできる仕事をしていることに物足りなさを感じるようになりました。当時、同じ部署にトラスの人たちが派遣されていました。Webに特化した業務を任され、自由度高く仕事をしている様子を見て、私もあんな風に仕事がしたいと思っていたところ、タイミングよく声をかけられ、同じ部署にいながら次はトラスからの派遣という形で仕事をすることになりました。
事務職を離れ、当初思い描いていたWebに関わる仕事ができるようになりました。Webの知識がそこまであったわけではないですが、一方で長くいる部署なので、会社のことがよくわかっているという強みはありました。最初に任されたのはメルマガの企画運用です。契約ユーザーに向けて新しいサービスの案内等、会社が発信したい情報を伝えていくメルマガの立ち上げを任されました。企画構成をして、文章を作成し、送信後には効果の測定や分析をするという一連の流れを担うことになりました。メインの担当者は私一人なので、無理のないペースということで週1ぐらいので発行からスタートしましたが、思った以上に効果が出ることがわかり、社内の要望も増え、トラスのメンバーを増員し2人体制で取り組むことになりました。


「仕事で身についたこと」
「効果が数字で目に見えること」
自分の軸をもてば初めてにも応用できる
この仕事を通じて発見したことは、私は売上や効果など、目に見える数字でわかることが好きだし、モチベーションがあがるということです。Web領域といっても私は少し特殊な例かもしれないのですが、「やったことの成果が目に見えること」を軸にすると、応用できる範囲は広いのかなと思います。メルマガの次はWeb広告の担当を任され、解析ツールでマーケティングをしながら、効果の出る方法を模索してきました。社内だけでなく、広告代理店とのやりとりもするようになり、最適な広告の打ち方について日々考えるようになりました。お金に関わる領域でプレッシャーもありますが、これも数字で成果が見える仕事です。自分の性格に合っているし、とてもやりがいを感じています。
責任のある仕事を任され、社内外の多くの関係者と関わっているので、「社員だと思った」と言われることもよくあります。なぜトラスはこんな重要な仕事を任せてもらうことができるのか。不思議に思う人もいるでしょうが、そこにはちゃんと理由があります。まず長年にわたっておつきあいをしてきたので、これまでの経緯や、専門的なノウハウをよく知っているということ。しかし、それだけではありません。複数の部署をまたぎ、多数の領域や仕事に関わっているから、何かわからないことや新しいことをはじめるときに「とりあえずトラスさんに聞いてみよう!」と声をかけられることが多いのです。プロパーの人は異動がありますが、私たちは同じ部署に長く在籍しているので、社員の人以上に会社のことをよく知っているし、横串で連携もできる。そんなメンバーが多くいるし、そのノウハウを後輩に継承していくことで、クライアントとの信頼関係が保たれています。

「キャリアについて」
どんな経験も今の自分につながる。
だからまず飛び込んでみることも大事
振り返ってみると、未経験でもまずやってみて「これだ」というものを見つけていくことを続けてきたように思います。Web領域といっても範囲は広く、これから入る人には、最初からこういうものだと決めつけないで仕事をはじめたほうがいいと伝えたいです。いろいろな仕事がつながって大きなチームで仕事はできている。役割は人によって違いますが、ビジネスやプロジェクトの背景がわかっていれば、自分に求められることや、やりたいと思うことが自然と見えてくるはずです。

私自身の今後のキャリアはまだ見えていないところもありますが、育休から復帰後は、現場に戻りたい気持ちを強く持っています。自分の「やりたいこと」「好きなこと」が今はわかっているし、同じ仕事ではなく初めてのことでも、たぶんできるという根拠のない自信があります。生活や人生のステージによって、志向が変わっていくこともあると思いますが、Webの領域で、自分の経験やスキルが発揮できる仕事をしていきたいし、逆に言えば、やりたくない仕事を無理してしようとは思わない。ここにいるから自分の願望が叶えられると思っていて、私がここにいる理由でもあります。これまでの経験は全部、いまにつながっている。経験が自分の未来をつくるのだと実感しています。
